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翻訳って大事だね!

今、海外の小説を読んでます。
と言っても、もちろん 訳:○○ と書かれた
日本の出版社発売の小説でございます。

今回の小説は、翻訳者さんが自ら小説も書かれる方
なので、割とサクサク読み進めています。
でも、海外小説というのは、翻訳する人によって
おもしろくもつまらなくもなる難しいジャンルだと思うのです。

前評判で、『傑作!』みたいなコピーがついた物でも
いざ読み出すと、一貫して論文タッチの固い文章で
訳されていることも多々あり…。
そうなると、いかに原文がすばらしい表現をしていようと(←推測)
読者には、その情景や話のテンポが伝わりにくいのです。
カバーに書かれているあらすじを読んで期待した気持ちが
一気に冷めていく悲劇…。

まぁ、それなら原書で読めよ!という話になるのでしょうが、
なかなか出来ませんよね、辞書を引き引き読むなんてこと。
(そうまでして、読みたい海外小説にまだ出会えていないこともあり。)

うーん、もったいない。
申し訳ないんだけど、途中でギブアップしたこともあります。


ここで提案ですが、
企業のデザインの仕事をかけて競うデザインコンペみたいな形式で、
数人の人がそれぞれ同じ作品を訳して、一番物語の世界観を
引き出せた翻訳者さんの作品を採用するとかって、どうでしょう?
もう、やってるかしら?

それか、翻訳者さんや小説家さん数人のチームを組んで、
役割を振り分けて、訳したり、文章組み立てたり、推敲したり
しながら、翻訳していく形式なんてどう?
経費がかかる!? うーん…


Last Update : 2004/08/22