昔友人が言ったことば。
「私達って欠陥品なのかなぁ…?」
いろんな状況や時代背景があって発した言葉だと思うけど、
今でも時々思い出します。
物事がうまく行かないときや不安なときによみがえる声。
やっぱり「欠陥品」なのかなぁ…なんて自分の弱音が聞こえる。
いいわけだ。わかってるけどいいわけが欲しい時もある。
弱いな。あの子は今でもそんなことを思うときがあるのだろうか!?
それとも呟いたことすら忘れてたくましく生きてるんだろうか?
なるべくなら後者であって欲しい。
そして私もすっかり忘れてしまえるまで、突っ走るしかありませんね。
っていうかさ、私は「欠陥品」じゃない…、し、
世の中に完璧な人がいるか!っての……いるかも知れないけど(苦笑)
もし欠陥があるというなら、*『どろろ』みたいに戦って勝ち取って行くからいいよ。
1つ1つ自分に欠けたものを補って生きていけばいいと思う。
例え強がりとしても、そう思って暮らしましょうか。
*『どろろ』とは手塚治虫さんが描く時代漫画。
生まれ落ちる時にかけられた父と妖魔の誓いにより、
目・耳・口・手、各器官が抜け落ちた状態で生まれた男が、
妖怪と闘いながら、1つずつ取り戻していく話。
最近プレステのゲームにもなってるあれです。
ちなみに、勝ち取りたいのは物ではなくて力、忘れたいのは「欠陥品」って痛い言葉。