ここ数日、マイ ヘビーローテーションは
奥田民生さんの『何と言う』。
auのCMで聞いたサビと、ミュージックステーションを見たときに
歌っていた曲が同曲だったために刷り込まれたと思うんだけど、
この曲の歌詞がすごい!
[サビ]
君に会って何て言う 「嬉しいです」 そう言う
当たり前だろ ホントなんだ
それだけかと言ったら 「それだけです」と言う
揺るぎないだろ 男なんだ
すげーシンプル! 男前な歌詞です。
最初聞いたとき「え!?」って思ったもん「それだけ」って?(笑)
メロディもシンプルで、それでいてロック。キャッチーだし。
民生さんが歌ってるような考え方、行動をとっているかどうかは
この際 置いておくとして、“思ったことをそのまま(直球で)口に出す”
ということは簡単なようで、なかなか難しいものだ。
少なくとも私には出来ない。
思ったことをそのまま話すと、誤解を招く恐れがある。
それが怖い。「誤解」されるという行為が私は何よりも怖いのだ。
だから、言葉を付け足す。そこまで言わなくても、書かなくても
わかってくれるよ! と頭ではわかっていても、解説といいわけを
セットにしないと相手に伝えることが出来ない。
いつからそうなってしまったのかはわからないけど、
多分自分を守ろうとしてやっているのだろう。
常にいいわけを用意して、逃げ道を作る。
臆病という病気。…これもいいわけなわけで(苦笑)
社会生活を送るためには「率直」だけでは不都合なときもある。
だから、思ったことをそのまま口に出すことが美徳だとは思わない。
時と場合による。
でも、時には思ったことをそのまま伝えたい瞬間だってある。
「それだけです」なんて風に言えたら、どんなに気持ちがいいだろう。
誤解を恐れて、言葉をゴテゴテ デコレーションするよりも
思ったことを思ったままに言った方が、真意をうまく伝えられる時もあるだろう。
そんなことをじわーっと考えさせられた。
「絶対」はないけど、「そういうのもいいな」と思う。
シンプルなんだけど、新たな発見と、爽快感を残す曲。
あ、違う。こういう時は、えーっと
「カッコイイ曲だ!」 これでいい!
「CD買います」 民生的にはこっちの方がいいかな(笑)
JAPAN10月号 奥田民夫インタビューの一説で、こうあった。
「簡単に言葉を言うってことは、裏にいろいろあるのを隠してるから
複雑なんですけどね(笑)」
やっぱりあるんだッ!(爆)