昨日は友人と大阪 梅田茶屋町にある劇場“シアタードラマシティー”まで、
三谷幸喜 作・演出「12人の優しい日本人」という芝居を見に行きました。
もし日本に陪審員制度があったら…。
という設定で繰り広げられる法廷劇。
普通なら堅くてややこしくて重い話になりがちなテーマなのに
そこはさすが三谷さん! どっと笑えるエンターテイメント作品に仕上がってました。
意見を押し付けるようなメッセージ性はなく、
考えるべきことは各自で答えを見つけてくれればいいから。
てな雰囲気が好印象で、素直に楽しめました。
そうそう、この作品は「12人の優しい日本人」
というタイトルの通り、12人の出演者が出てくるのですが、
初舞台の江口洋介さんをはじめ、生瀬勝久さん、小日向文世さん、
筒井道隆さん、温水洋一さん、石田ゆり子さんなどなどなど
そりゃ超豪華な面々。
そんな面子がステージの上で立ち歩き、会話し、
どこを見ていいか迷ってしまう状況の中なのに
やたらと江口さんに目が留まるんですよね。
特別ファンでもないのになんでだろう?と思って、
改めて江口さんの方を見ると、ちょっとしたしぐさ、
ソファに足を組んで腰掛ける姿や、水を汲んで振り返る姿が
すでに絵になってるんですよ。
普通に立ってるだけで華があるというか。(笑)
それがスゴイなぁ!と思って。
普段テレビでしか見ない俳優さんだったので、
すっかりお茶の間気分、ブラウン管越しの気持ちで見てしまうのでした。