国内のライブイベント・フェスティバルが年々増えている。
以前からライブイベントというものは、多々あったものの、
それを1つの場所を確保して大々的に宣伝・運営し、
「フェスティバル」と呼んだフジロックフェスティバルの存在が
大きいのだろう。
第1回目は、悪天候のため はっきり言って大失敗だったようだが、
第2回、第3回と運営側の試行錯誤のおかげで、徐々に音楽好きの間に浸透し、
日本のフェスが1つ雛形を得た…。
と、まじめに書いてもしかたがないので、言いたいことだけならべてみる。
少し前の話になるが、ニュースで福島県で開催が予定されていた野外コンサートが、
チケットの販売不振から中止されることなったそうだ。
最近国内では、どの地方も1つぐらいは大きな音楽イベントを開催しているから、
やはりお客さんもバラけるだろうし、そんなこともあるだろうなぁと思いつつ
出演アーティストを見た。
どういったジャンルか、うっすらわかるけど、ターゲットが絞りきれてない。
各出演アーティストのファンの平均年齢層を大雑把に予想しても、かなりバラつきがある。
その割りに規模がデカイ。(東京からもバスツアーあるし)
うーん、やっぱりリサーチ不足だと思う。
個人的な考えでいうと、ライブイベントに行くと決める条件は、
出演アーティスト(メンツ)/チケットの金額/会場の立地(往復の便利さと環境)
この3つ。
大型イベントになるとチケット代が高いから、よほど見たいアーティストがいないと
チケットは買いません。
金欠のときなんて、見たいアーティスト1組くらいだと見送り、ワンマンや
別のフェス出演を狙うというのが、最近のあり方です。
だって、今はフェスやイベントが多いから、これを見逃したら次はないってことも少ないからね。
だから、値段に見合う出演者の質と量が鍵になってくる。
ちなみに
質(自分の中でトップクラスの好きなアーティストが出てるいるか)
量(見てみたかったアーティストがいるか。同じ系統のアーティストが出てるとはずれが少ないかな。)
あと、場所も大事! すっごく好きなアーティストでもZeppだとちょっと考えるのと同じで。
行きやすい帰りやすいはとても大切な条件です。
足場が砂だらけとか、直射日光がきつすぎて逃げ場がない場所も考えるな。(例:サマソニ、ミート)
大規模なライブイベントをフェスって言えば成功するわけじゃない。
運営側が掲げるちゃんとしたテーマや、客層のリサーチした結果を盛り込まないで、
フェス・イベントという器だけ用意しても、呼ばれたアーティストにも、
チケット買ったお客さんにも迷惑をかけてしまうことになる。
もちろん結果として、運営会社もその代償を背負うことになるわけだし。
大きなイベントやフェスが増えることはとても嬉しいし、楽しいことなんだけど、
そこが本当に楽しめる場所じゃないと、意味がないから、
運営者側は企画する際にもっと考えて欲しいなと、心から思います。
(通常のライブ、特に海外アーティストの来日公演時の会場選びのミスも目立つよね…。
会場が大きすぎて、空席が目立って逆に盛り上がらずってのは、非常に悲しい)
そういえば、昨年のap bank fes.の唯一といってもいい欠点。
トイレが少ない! は今年かなり改善されている模様です。
お客さんの声を生かすというのは、そういうことだと思うな。
すんごくダラダラ書いてしまった。わかるひとだけわかればいい話しさ。