・新しい靴を履くときは、午前中に下ろす。
・霊柩車を見ると、親指を隠す。
・夜爪は切らない。(口笛も吹かない。)
・初めて病院に行くときは、なるべく大安の日に予約。
など、小さい頃から何気なく教えられている知識は、
なかなか抜けないものです。
全般的に縁起が良くないというのが、理由なんでしょうけれど、
爪切っちゃダメっていうのは、よくわかりませんねー。(笑)
危ないからか?
それにしても「夜に爪を切ると、親の死に目に会えない」
とは、なんとも重いテーマではございませんか…。(苦笑)
爪切るだけなのに。
迷信とはおもいつつも、その脅迫的なテーマの元に
なんとなく、夜は爪を切るのを控えてしまうのです。
先日、そんな私の前で、母親がブッチブチ 爪を切っておりました。
時間は、22時を回るころ。完全に夜です。
ふと気になったので、
「迷信とか気にしないの?」とたずねてみたら、
「死に目に会えないもどうも、もう死ぬ親いないもん。」だそうです。
失うものはもうないということか…!?
そうはいっても、両親ご健在のわたくしは、
この先も、迷信に縛られていくのだろうと思うのでした。
(基本的に、思想にしばられるのがキライなはずなのに、
こういう民間信仰には、意外と耳をかすのです。天邪鬼な性格だわ)