「正倉院展」に行って来ました。
すごい人で夕方に行ったのに入場規制中で
入場まで45分待ちでした。
お昼過ぎにネットで待ち時間見たときはなんと120分待ち!
展示品はわりと地味な感じで。(笑)
鏡、装飾品やそれらの模様を見たかったんだけど、
予想よりちょっと数が少なかったかな。
(私が見たかったもののってことですよ。)
お目当て以外も一通り見ましたが、模様の消えた
(もしくは最初からない)「黒柿両面厨子」など見ながら
これって古くなかったら普通のよく出来た戸棚だなぁと
見もフタもない考えを抱きつつ一人微笑んでおりました。
あと、展示品の中で、ふつうの大きな巻貝(法螺貝?)が展示されてて、
昔の人は異国の見たこともないきれいな貝だから宝物庫に入れたんだろうけど
今見るとガラスケースの中にぽつんと置かれたただの貝にしか見えなかった。
でも、当時の成り行きとか勝手に想像するとなんだかとても微笑ましかったです。
貂(テン)のミイラを虹龍と呼んで大事に保存したりね。(笑)
なお、椰子の実に人面を刻んだ容器「椰子実」を見た瞬間
過去にみうらじゅんの大物産展で見た「いやげもの」=もらって困る地方土産
の椰子の実の置物を思い出しました。
時代は変わっても人々の根本的な発想って変わらないのね。
というか、その時代から受け継がれた伝統ある工芸品なのか?(笑)
今あるものも、数十年後、数百年後、これはどうやって使う物だ!?
と研究対象になったり、大切に保存されたりするのだろうか?
例えば、おもちゃの「無限プチプチ」とか未来の人が見たら、
ただ押してプチプチ感を楽しむ為だけのものなのに、
この突起は何の意味があるのか?
滑り止めなんじゃないか?
いや、何かを遠隔操作するためのスイッチじゃないか?
なんて問答したりするのだろうか?
私の持ってるくだらないものも、いずれは未来の誰かに
お宝扱いされてたらおもしろいなあなんて考えた1日でした。
奈良国立博物館(写真は旧館)
正倉院展は新館で開催されました。
近鉄奈良駅前を通り過ぎようと思ったら、
噴水前でなーむ君と満面の笑みのお坊さんを発見!
観光客に囲まれて代わる代わる3ショットなどで
撮影されていました。
写ってないけど後ろには、せんと君のイラストと
平城遷都祭2008まであと何日と書かれた
カウントダウン電光板が。
で、まんと君はどこいったんだ?