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自己主張?

あ、ちゃんと生きてますよ。(結構空いたので報告:苦笑)

先日、自分の部屋にいたとき突然どこからか
小さな音で“キューン”とか“パンッ”“ドドドドドッ”のような
微かな電子音が聞こえた。
初めはテレビの音か、窓の外の音かわからなかったんだけど
少し意識を集中するとたしかに部屋のどこからか途切れ途切れの
音が聞こえるのでした。ラップ音?
にしては少しポップというか、おもちゃっぽい音だなぁ~
そしていつかどこかで聞いたことあったような~と考えてたら
ひとつ心当たりがあったことに気付く。

おもむろに部屋の片隅に置かれている過去の音楽雑誌や
ツアーグッズなどが入ってるボックスを開いた。
“キューン” 少し音が大きくなった。
やっぱりここか!
「コーネリアスのファンタズマツアー」のおまけ付パンフボックス。
約20×20cmの正方形、厚さ2cmくらいの紙のボックスに入った
パンフレットには、カラフルな色合いに塗り分けられた小さな四角い
プラスティックボタンとその上に丸いスピーカーが付いていた。
ボタンを押すと“キューン”とか“ドドドドドッ”と電子音が出るという
小さなサンプリングマシーンっていうのかな?
サンプリングされた音が出るおもちゃが付いていたのです。

そう、それが鳴ってたのが音の正体でした。
勝手にね、押してもないのに鳴り出したようで、
目の前に置いて触ってもないのにたまに鳴るの。
鳴り止まないのね……。
いや鳴り止むんだけど、また蚊の鳴くような音量で
電子音がランダム再生。そして鳴り止んでまた…。
暑さか、圧迫されていた機械が壊れたのか
原因はわからないけれどとにかくそれは鳴り出して
箱の中で自ら小さく主張してきたわけです。
1997年のツアーグッズがですよ…。
10年以上ぶりに押してもないのに自分から鳴ったという…。
なんか怖いっ!無性に怖い!(笑)

電池がまだ生きてたってことにも驚きだけどさ。
壊れるにしても何で今っていう?
もっとあったでしょ猛暑の日や、箱の位置を変えた時とかさー。
それとも私のいない場所でずっと鳴ってたのかな?
そしてこれからも、何年後かの夜中に突然鳴り出したりするのかな?
……やっぱり怖いよ。めちゃくちゃ怖い!

で、どうにか鳴り止まそうと叩いてみたり、
ボタンをそれぞれ押してみたりパンフ入り紙箱の
収納する角度を変えてみたりいろいろ試しました。
しばらく鳴ってたけど、数日経った今は鳴っていません。
鳴り止んだのか、とうとう電池が切れたのか。
また復活しそうで怖くて気になって、
当分その存在を忘れることはなさそうです。

うーん、それがやつの狙いだったのだろうか?
“ここにいるよ”みたいな。考えすぎだな私。
でもちょっと怖かったんだもの。


そういえば、むかし押入れの奥にしまい込んである
桃の節句か端午の節句の置物(正確にはショーケース)に
内臓されたねじ巻き式のオルゴールが、突然鳴り出して
ヒヤッとすることがあったことを思い出しました。

ねじの残りが数年の時間経過後に動いたりするんだよね。
その理屈はわかるんだけど。あれも怖い体験だったなー。
またオルゴールの曲は、たいてい悲しい音楽だったりして。


Last Update : 2009/09/30