なんとなく思うことがあって、自分なりに説明するために簡単な自分史みたいなのをツイッターに書いてたら、下書きが9つくらいになって止めた。
特別なものは特別として大切に温めて、未知のものへの興味をなくすこと先に決めなくていいんじゃないかなあと思った。
それはちょっとさみしい。わかるけどさ。
もちろん今はそんな気分じゃないのだけど。
むかしむかしTMを聴いて自分から音楽を聴くことを覚えた。CDを買う、雑誌を買うことを覚える。ライブは電話でチケットが取れず。あまりに好き過ぎて、TMNになって変化について行けず離脱、封印(約20年くらい)。岡村ちゃんや松岡さんなど聴くが聴きたいものを見失う。
Epic系やガールポップなんかを聴いたり、ぽつぽつライブに行き始める。浅く広くわりと色々見に行った。
学生の頃、Mr.Childrenと出会う。若い兄さんがカッコいい曲、共感できる歌詞を歌っていて衝撃を受ける。CD、雑誌を買う。テレビ出演を録画する。ラジオ番組を録音する。初めてファンクラブに入る。ライブ、イベントに行きまくる。音楽とまた出会う。もう私はミスチルだけでいいやと決意。
ミスチルが影響を受けた洋楽や、学校の友人が聴いている小沢健二さんやコーネリアス、ソフトバレエ、いろんなバンドをそれなりに楽しんで聴く。ライブにも行く。音楽雑誌をヘビーに買っていた為、バンドに詳しくなる。レンタルでL⇔RというCDを一枚借りるが、これははまると面倒なやつだと拒絶。
それから1年後くらいして、友人が音楽好きな私にL⇔Rの「Hello,It' me」いいよね、と言ってきた。ラジオやCMで聴いた曲、たしかに良いと思っていた。でも私はミスチルだけでいいし、ハマると深そうなL⇔Rには近寄りたくなかったから、いいよね。とそっけなくかわし続けた。
特に見る気のなかったドラマの主題歌で聴いたのか、先にPVを見たのか、CMで見たのか、ドンドン!というノック音から始まる「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」を聴いた瞬間好きにならないようにしようと抗うのを止めた。良いものはいい。すぐに8cmシングルを買いに行きFCに入会。
そこからはラジオを聴いたりテレビ出演分を録画したり、雑誌買ったり、ライブに行ったり(最初のライブがFCライブだった)。L⇔Rいいよね!て言ってた友人と初めての名古屋遠征まで決めた。
FC会報から、黒沢兄弟が無類の音楽好きで、ポール・マッカートニーのツアーを追っかけてたこと、ビーチ・ボーイズも同じくらい好きなことを知って、好きなものはひとつにしなくていいんだ。思う通りに動いていいんだと解放され色々気になる音楽はあまり躊躇なく聴くようになる。音楽の世界 目の前が広がった。
今、いろんな音楽を聴いているのは、TM、ミスチルもあるけど、L⇔Rのおかげです。今後黒沢健一さんが新しい曲を作ることがなくなっても、私は良いなと思ったバンドやソロミュージシャンの曲をふつうに手に取って聴いて行くつもりです。
気になる音楽を素直に手にとって聴くという行為は、L⇔Rが 黒沢健一さんが教えてくれたことだから大切にしたい。